ESSSBとは
正式名称はEuropean Symposium on Suicide & Suicidal Behaviourで、自殺行動/自殺予防について学際的な観点から研究された発表やポスターが多い学会です。今年はベルギーのヘントで開催されました。
ポスター
タイトルは「Regional suicide rates and affecting factors in Japan: an ecological study by using Generalized Linear Model and Machine Learning」です。各都道府県ごとの自殺率と、失業率、中学/高校進学率、一人当たり災害復旧費などの関係について、状態空間モデルとRidge回帰を使って探索的/仮説検証的の両面から検証した研究になります。自分はモデルの設計/実装とグラフの作成を主に行いました。
発表
発表はFirstAuthoのOeくんがしてくれました。この研究のアピールポイントは、この分野では今まで活用が少なかったMachineLearningを活用して仮説探索/検証を行った点だったのですが、現地でも好評で興味を持ってくれた方が多かったようです。
さいごに
全国の実際の自殺率データを扱って考察を得るのは非常に興味深い体験でした。 今回はマクロな視点からの研究だったので、この研究で得られたことを活かしつつ細かい、具体的な見識を得ていきたいと感じました